こんにちは。立川のネコ好き税理士、藤本です。
遂に令和2年度の確定申告の申告時期到来!納付の方は待ちに待った申告が可能になります。
確定申告の際、どうしても申告に手を取られがちですが、納付も忘れてはいけません。
税金の納付と一口にいっても、実は現金納付以外にも複数の納付方法があります。
それでは、どんな納付方法があるのでしょうか。
当事務所では、顧問契約や確定申告依頼までは必要ないけど、分からない部分だけ確認したい……という方のために単発でご相談出来るプランを用意しております。
また、不動産売却を含め確定申告依頼のサービスも提供しております。
不明点等ございましたら、ご検討いただければと思います。
Contents
確定申告に係る税金の納付方法はどんなものがある?
実はたくさんある納付方法。でも、身近なじゃないものも多数
税金の納付方法といえば、現金納付。そんなイメージを持っている方も少なくないのはないでしょうか。
実は、税金納付の方法は現金納付だけでなく、以下のような方法があります。
- ダイレクト納付
- インターネットバンキング等
- クレジットカード納付
- コンビニ納付
- 振替納税(口座引落)
- 窓口納付(現金納付)
たくさんありますが、どれがいいのでしょうか。
どうせ納付するなら身近な方法を選ぼう
税金の納付方法は上記のように色々ありますが、e-taxを利用するなど、普段の日常生活に馴染みが薄い納付のみの特定方法も多々。
せっかく納付するなら、日常生活に馴染み深いものでやった方が精神的に楽だよね、ということで、日常生活に馴染み深い方法である以下の3つの税金納付方法について解説していきます。
- 現金納付(窓口納付)
- 口座引落(振替納税)
- クレジットカード払い
最も身近な方法・現金納付
最も直感的に分かりやすい納付方法の現金支払
最も馴染み深い納付方法・現金納付。キャッシュレスが謳われる今日であっても、現金納付の習慣は今でも私達に強く根付いています。歴史の重みを感じますね。
最も手軽で多くの方が行っている方法だけあって、直感的に分かりやすいのが特徴です。
現金納付の納付方法
現金納付を行う場合、納付書に必要事項を記載し税務署や各金融機関の窓口に持っていき、その場での現金納付を行うという形になります。
他2つの方法と比べると、機械をほぼ全く使わない代わりに、文字通り足を使う方法となります。
また、納付書を記入する以外には、特に手続きなどは必要ありません。
納付書の取得方法や書き方は!
現金納付に必要な納付書は税務署や金融機関(納付書を置いていない場所も多いので注意)で取得出来ます。ちなみに、税務署はどこでも大丈夫です。八王子税務署で立川税務署納付用の納付書をもらうことも可能。
後は、納付書裏面の書き方に沿って必要事項を記入していきましょう。
現金納付のメリット
- 納付方法が直感的に分かりやすい
- その場で現金の受け渡しがあるため、視覚的に納付が完了したことが分かる
- 全納付方法の中で、唯一機械を全く使用せずに行える
- 特殊な手続きが必要なし
現金納付のデメリット
- 現金を用意しなければいけない
- 納付書取得・窓口納付と、複数回所定機関に足を運ばなければならない
- 最も物理的な手間と時間・時間がかかる
- 納付書を書き損じした場合、より手間がかかる
所謂、銀行口座引落・振替納税方式
税金納付を銀行口座からの引落にも出来る!
家賃や水道光熱費のように、税金納付も銀行口座からの自動引落にすることも可能です。
自動引落のため、この方法の場合には納付手続きが全く必要なくなります。
税金納付を通帳記帳で確認出来るのも特徴的。また、他の納付方法と違い、引落日が納付期限よりも1ヶ月程後のため、他の方法よりも支払を先延ばしすることも可能です。
銀行からの送金ではなく、自動引落なので口座残高管理には注意しましょう。引落日に残高が足りないと引落出来ずに現金納付を求められます。
銀行口座引落にするには、初回のみ手続きが必要。それ以降は自動継続
銀行口座の引落にするには、初回のみ預貯金口座依頼書を税務署に提出する手続きが必要となります。
それ以降は、自動的に引落が継続されるため、1回やればそれ以降は必要ありません。毎年必要という訳ではないのが楽ですね。
書き方等について詳しくは以下で紹介してあります。
予定納税とかも口座引落で自動的に引き下ろされる
所得税の予定納税なども口座引落で自動的に行われます。
1年に何度も納付手続きを行わなくて済むので、とても楽。
口座引落(振替納税)のメリット
- 口座からの自動引落のため、納付手続きが必要なくなる
- 予定納税なども全て自動引落になるため、1年に複数行われる納付手続きも全て省略可能(住民税等はまた別で手続きが必要)
- 手続きは1回行えば後は自動で継続される
- 納付日が他の方法と比べて1ヶ月程遅くなる
- 通帳記帳で引落が記録されるため、納付の有無も視覚的に確認可能
口座引落(振替納税)のデメリット
- 引落日に残高が足りないと、引落せず、後日の現金納付時に延滞税が発生する
- 手続きの際、銀行印の押印が必要
- やめる場合には、再度手続きが必要
この頃流行りのキャッシュレス?・クレジットカード支払い!
税金納付もクレジットカードで出来る!
税金納付といえば現金や銀行などの現金その物を使用しないと行えないイメージがありますが、実はクレジットカード払いでも可能。
最近はキャッシュレス化の波でクレジットカード払いをメインの支払い手段にしている方には楽な方法ですね。
また、インターネット上でのクレジットカード払いとなるため、物理的にどこかに移動する必要もありません。
支払方法はインターネットでの納付のみだが、手続きは必要なし
クレジットカード払いの場合、インターネット上の専用サイトにアクセスして納付を行うことになります。
この際、電子申告のように特別な登録手続きなども必要ないので、普段のカード払いと遜色なく行うことが可能です。
但し、上記2つの方法の中で唯一、決済手数料が納付金額とは別途発生するので注意しましょう。
決済手数料は納付税額1万円当たり76円
クレジットカード払いの場合のみ発生する決済手数料。1万円当たり76円発生します。
具体的な税額と決済手数料は以下のとおり。
納付税額1万円→76円
納付税額5万円→380円
納付税額10万円→836円
納付税額15万円→1,254円
金額によっては千円単位で発生するので注意しましょう。
クレジットカード払いのメリット
- インターネット上で納付が可能で物理的な移動の必要がない
- 手続きや特別な登録手続きが必要なく、普段のカード払いと同じ感覚で行える
- 手書きでの文字の記入が必要なく、印刷等も必要なし
クレジットカード払いのデメリット
- インターネットでの納付のみのため、機械操作が別途必要となる
- 納付税額とは別に決済手数料が必要
わざわざ複雑な納付方法を選ぶ必要はなし!馴染み深い納付方法から楽なものを選ぼう
税金の納付方法は色々ありますが、わざわざ、納付のためだけに作成された複雑な納付方法を選ぶ必要はありません。
上記のように普段から馴染み深い方法を使って、精神的な付加を和らげましょう。
まとめ
・税金納付方法は複数あり、馴染み深い納付方法も多数ある
・現金納付は最も直感的に分かりやすく、最も物理的な負担がある
・口座引落は納付手続きが全く必要なくなるが、初回のみ手続きが必要
・クレジットカード払いは、手続きが必要なくインターネット上で納付が完了するが決済手数料等が必要
当事務所では、顧問契約や確定申告依頼までは必要ないけど、分からない部分だけ確認したい……という方のために単発でご相談出来るプランを用意しております。
また、不動産売却を含め確定申告依頼のサービスも提供しております。
不明点等ございましたら、ご検討いただければと思います。
このページの執筆者
立川のネコ好き20代税理士 藤本悟史
※内容に関する法令等は、更新日による施行法令を基に行っております。