還付金はネコに小判じゃない!
確定申告書の提出→納付を済ませたことで、確定申告関係の作業は完了です。
提出したのはいいけど、この後に税務署側から何か送られてくるものはあるのでしょうか。
Contents
確定申告書の控え一式
概要
税務署に電子申告せず、書類一式で提出した場合には、確定申告書の控え一式が戻ってきます。
この控えには、左上に税務署のハンコが押されており、確定申告書を提出しました、という公的な書類になりますので大切に保管しておきましょう。
今後、確定申告書のコピーの提出を金融機関やその他団体とかから求められた場合には、このハンコ付きの確定申告書を使用するのが基本になります。
また、控えを送っていない場合には税務署から控えは戻ってこないので、提出・郵送時には必ず控えも同封するようにしましょう。
提出書類を税務署側でコピーしてハンコ押して送ってくれる、ということはないので注意です。
また、生命保険料の控除の証明書や寄付金の証明書といった、紙にペタペタ貼り付けて送付した「添付書類」については、返却してくれないので注意です。
返却時期
税務署直接提出の場合
提出時に、控えにも一緒にハンコを押して返却してくれます。
郵送の場合
税務署側での受付が終わった後、順次、こちらで用意した返送用封筒で返却してくれます。
郵便配達期間等を考慮すると、ポスト投函しから1週間~数週間以内ぐらいには戻ってくるでしょうか
電子申告の場合
税務署のハンコが押された申告書は出てきません。
電子申告の場合、申告すると「申告受付ましたよ~」という「受信通知」のメールがe-taxのメールボックス内に送られます。
これが税務署のハンコ代わりになります。
電子申告の場合には、申告書の控え印刷+受信通知をセットで保管するようにしましょう。
その他の送られてくる可能性のあるもの
還付の場合
還付の場合には、「いくら還付しますよ~」というハガキが税務署から郵送されてきます。
これはただのお知らせですので、これが来たからといって、何か追加で作業が必要になる訳ではないのでご安心を
令和3年度の確定申告書類一式等
次回の確定申告時期に近づくと、税務署から次回の確定申告で提出する確定申告書の書式一式が送られてくることがあります。
送られてきたからといって、それを使用しなければいけない訳ではなく、パソコンで作成しても税務署で別でもらってきても大丈夫です。
納付書や通知書関係(送付後に処理が必要なもの)
予定納税の通知書
所得税が一定額以上(約15万円)の方には6月中旬頃に「予定納税をしてください」という通知が来ます。
こちらの通知がきたら、納付期限までにその金額を納付することにしましょう(納付金額は次回の確定申告で使用するため、大切に保管しましょう)
振替納税を申請していた場合には、予定納税も口座引落になります。残高の確認を忘れずに。
住民税の納付書
確定申告書を提出すると、税務署がそれを各市区町村に提供し、それを基に今年支払うべき住民税を市区町村で計算してくれます。
その後、市区町村で計算した住民税を支払うための納付書が送られてきます。
これは、納付期限内に納付しなければいけないので、忘れず納付することにしましょう。
また、各市区町村によっては、一緒に「口座振替依頼書」が送付されてくることも。
住民税を口座引落にする場合には、税務署とは別途、各市区町村に依頼書を送付しないといけないので注意しましょう。
個人事業税
こちらも納付書が自動的に送付されます。
期限内に納付するのを忘れずに。
また、個人事業税については、必要経費に計上出来るので、大切に保管しておきましょう。