ある日の昼下がり
それは甘いよ!
目次
1.この時期に初めて確定申告の必要を意識したフリーランスの方
2. 確定申告は料理
3. それなりのサラダを美味しいサラダと思い込む=過大に払った税額を適正な税額と思い込んで損をしないために、開業前後には税理士に相談しよう
Contents
この時期に初めて確定申告の必要を意識したフリーランスの方
確定申告って簡単にできちゃう?
確定申告時期の今、フリーランス・個人事業主の方は確定申告しないといけないとお考えではないでしょうか。
冒頭のミケ君のように、ずっと副業でやってきたフリーランス業が軌道にのってきて、それなりの収入になったので、この時期に初めて確定申告ってどうすればいいんだろう、と考え始めた方も多いのでは。
簡単に出来る確定申告!! 簿記の知識もなく自動でできる確定申告!! といった宣伝文句を誰でも見たことがあると思います。
実はこれ、半分トゥルーで半分ダウトなんです。
確定申告は料理と同じと考えて下さい!!
確定申告は料理
料理も確定申告もクオリティがある
唐突に何を言っているんだと思われがちですが、どちらもやろうと思えば簡単に出来るけど、下準備や丁寧さ、知識の有無によってクオリティの差が如実に出るという点は一緒なんです。確定申告は料理。
誰が用意したサラダも全部一緒?
例えば、サラダを作ろう! といった時には色んな方法がありますよね。
- ①野菜を普通に買ってきてフルパターンで調理をし、食卓に出す
- ②既にある程度切れてる野菜をかってきて調理だけして食卓に出す
- ③完全に調理済で後は蓋を開けるだけのサラダを買ってきて、食卓に出す。
サラダを食卓に出すという結果として得られるものは全て一緒ですが、過程は全く異なることが分かります。
これ、確定申告でも同じで、確定申告をして税務署に出すという結果は一緒でも、過程は多種多様にあるわけです。
誰が用意した確定申告書=税額も一緒?
- ①1年間自分自身で取引とかを記録した帳簿を作ったり必要な届出を出したりしてフルパターンで確定申告書を税務署に提出する。
- ②1年間税理士と顧問契約を結び、帳簿の作成の仕方をレクチャーしてもらったりある程度は作ってもらったりしながら、最後は打ち合わせて確定申告書を税務署に提出
- ③帳簿も何も作成せず、この時期に一気に税理士さんに依頼をして、作成された確定申告書を税務署に提出する。
このうち、①の場合でやる場合には、作成だけなら簡単に出来るかもしれませんが、下準備や知識の程度の差でクオリティには差が出ます。同じ材料を使っても、美味しいサラダを食べることの出来る人もいれば、それなりのサラダを食べてる損してる方もいらっしゃるんですね。
特に1番怖いのは、それなりのサラダを美味しいサラダと思い込んで食べていることです。知らないからこそ、自分が損していることに気が付いていないんですね。
それなりのサラダを美味しいサラダと思い込む=過大に払った税額を適正な税額と思い込んで損をしないために
とはいえ、自分ではそんなの分からないし、そんなことに大量の時間を使えないし、そもそも知らないことを調べられない、というフリーランスの方は多いと思います。
だからこそ、知らないことを知っている税理士に依頼することが大切なんですね。
前置きが長くなりましたが、それなりのサラダを美味しいサラダと思わないために=課題に払った税額を適正な税額にして損をしないために。
正しい知識を持って適正な結果を得よう。
これをテーマに、開業前後や経理処理に慣れていない方は税理士に依頼をした方が損をしないということを、色々解説していきたいと思います。
是非是非みていてだければと‼
サラダの例ですが、ネコ好き税理士としては確定申告はネコで例えたかったのですが、ネコではどうしても考えつかなかった非力な私をお許し下さい。