納付書は遊ぶものにゃん
個人事業主やフリーランスといった事業主の方は、納めるべき税金が発生したら、その税金を納める手続きをしなければいけません。
会社員時代では、お給料から天引きし、会社側で納付してくれた他、年末調整においても会社が納付・還付の手続きをしてくれたので、納付を直接したことがないという方もいるのではないでしょうか。
納付方法にはいくつか種類がありますが、代表的なものとしては何があるのでしょうか。
納付方法
納付方法として認められているのは以下の通り
- 納付書を使用しての現金納付
- 銀行口座からの引落による振替納税
- ダイレクト納付(e-taxによる納付)
- インターネットバンキングを使用する納付
- コンビニ納付(QRコード又はバーコード)
このうち、直感的に分かりやすいやり方としては、①納付書を使用しての現金納付と②銀行口座からの引落による振替納税の2点と個人的には感じています。
とりあえず、初めての納付ではこの2点のどちらかを選択するのがおススメです。
(私自身この2種類以外はまだ経験したことがないので何とも言えませんが、他のやり方も今後試していきたいと思っています)
納付書を使用しての現金納付
概要
必要事項を記載した納付書を税務署や金融機関の窓口へもっていき、窓口で現金納付する方法です。
納付書の取得方法
各税務署で取得可能です。電話で依頼すれば郵送してもらえることも。
注意点
納税額や住所等は自分でボールペンを使用して記入しなければなりません。書き方等は納付書の裏面に書いてあります。
また、最初は書き損じ等を考慮して、予備をもらっておくのが良いです。
メリット
- 現金納付なので、最も直感的に分かりやすい支払方法になります。
- 納付書の控えが手許に残る
デメリット
- 初めてだと、納付書記入方法がちょっと面倒
- 納付書を取得するために税務署等に行くか、電話等で送付の依頼をする必要がある
- 金額等を自分で記入するため、書き損じに気が付かないと納付にミスが発生する
銀行口座からの引落による振替納税
概要
事前に税務署に、口座からの自動引落で税金を支払う届出をすることで、引落日に銀行口座から税額が自動で引落されます。
手続きも煩雑でなく、税務署に赴かなくても良い上に、一度手続きをしたら来年以降も継続されるため、個人的には推奨する方法です。
手続方法
国税庁HPより預貯金口座振替依頼書兼納付書送付依頼書(PDF)をダウンロードし、納期限(今回では令和2年4月16日まで)に所轄税務署に送付します。
確定申告書等と一緒に送付してもOK。
こちらも、消印日で提出日が判定されます。
記入例
メリット
- 申告書に記入した金額を自動で引落してくれるため、金額ミスがない
- 依頼書を提出した年以後は自動で口座引落が継続されるため、納付手続きがなくなる。
- 他の支払方法よりも、納付時期が1ヶ月程遅い(今回では通常は4月16日までに納付しなければいけないのが、5月15日に引落される)
- 通帳に印字されるので、支払証拠が楽に遺せる
- 確定申告書と一緒に送付すればいいため、別個の送付方法が必要ない。
デメリット
- 引落日に残高が足りないと引落せず延滞税が発生する。
- 引っ越し等で所轄税務署が変わった場合、再度、変更の手続きが必要