こんにちは。立川のネコ好き税理士藤本です。
独立開業を行ってから約半年程が経過しました。
秋という時期柄なのか、withコロナによる時期故か最近は独立したことについて話を聞かれることが多くなってきました。
独立で変わることはたくさんありますが、前の事務所の方とお会いした際に、独立前後で自分自身の仕事に対するストレスがだいぶ変わったな、と感じることがありました。
Contents
仕事に対するストレスが激減した
私が感じていた仕事に対するストレスの基本
独立前、私自身仕事に対してストレスを感じていることは少なくありませんでした。
仕事に対するストレスはどんな時だってあるのだから、独立後もストレスは感じる、そんな風に考えてもいたのですが、実際、今はほとんどストレスがありません。
私が「仕事」に対して感じていたストレスの根底にあったものは「職場の人間関係」だったんですね。仕事自体は好きだが、人間関係にストレスを感じていました。
こういう方は結構多いのではないでしょうか。
仕事のストレスと職場の人間関係のストレスは違う
私自身も混同していたのですが、「仕事」のストレスと「職場の人間関係」のストレスは異なります。
仕事に対するストレスの例を挙げると
- 雑用が多い
- 仕事量が多すぎて回りきらない
- 単純に業務内容が嫌い
などなど。自分がやっている業務内容に対する不満が該当します。
これに対して、職場の人間関係に対するストレスについては
- あの人が高圧的で嫌い
- ゴマすりばっかりで評価されててずるい
- 部下が動いてくれない
などなど。自身がやっている業務内容に対して不満はないが、人間関係に対して不満がある場合はこちらではないでしょうか。(管理職等になると、また話が異なってくるのかもしれませんが)
今はストレスを感じる?
今は仕事にも人間関係にもストレスを感じることはなくなりました。
税理士の業務内容自体は好きでしたが、私は人間関係を円滑に進める、というのがそこまで得意ではありませんでしたので職場の人間関係にはかなりのストレスを感じていました。
今現在、独立して1人でやっていますので、職場の人間関係でのストレスは全くありませんし、業務内容も好きなのでこちらのストレスもありません。
独立をする理由の1つとして、これらのストレスからの解放があっても良いのかな、と私は考えています。
仕事の話はしても職場の話はしなくなった
以前の事務所に勤務している方と話して感じたこと
以前の事務所に勤務している方から色んな仕事の話を聞いて際に「仕事」に対する不満よりも「職場の人間関係」に対する不満の話題の方が圧倒的に多いな、と感じました。
仕事の話ではなく職場の話が多い
- あの人が〇〇で
- この人が〇〇で
「やめた仕事の話になって申し訳ないけど」の断りを入れて上記の話を聞くことが多くなりました。
以前の職場の方と話した場合、上記の断り文句はよく言われます。
しかし、その後の話として、職場の話を聞くことは多いですが、仕事の話を聞くことは、実は私はそんなに多くはありません(税理士は守秘義務があるので、職業柄というものもありますが)
皆さん、業務内容ではなくて職場の人間関係に少なからずストレスを感じているんだなと。
以前は私もそうだった
私も以前は、職場の人間関係に対してかなりの不満を抱いていました。
そういえば、仕事の話をする際には、この不満ばっかり話していて、肝心の業務内容については全然話していなかったな、と。
私自身も不満の種類を一括りにしており、かつ、そちらに対して不満を持っていた。
独立した後に全然ストレスを感じなくなった原因としては、ここにあったんだな、と感じました。これだけでも、独立をして良かったと感じる理由の1つになっています。
居心地が悪い職場と居心地が良い職場どっちか良い?
居心地が悪い職場が好き、と言っていた上司の話
居心地が悪い職場と居心地が良い職場だったら、居心地が良い職場の方が良いのは当たり前ですが、以前、私の上司の方がこう言っていました。
居心地が悪い職場の方が好き。居心地が良い職場だとその環境に甘えてしまうから
当時は、何を言っているんだろうと思っていましたが、独立して改めて考えた今では、この言葉の意味が少し分かった気がします。
居心地が良い職場と自分が望んでいる職場は違う
一時期、職場の人間関係が良い時期がありました。人間関係が良いと言っても、切磋琢磨しあったり気兼ねなく仕事の相談を出来るという感じではなく、ダラダラと流れるように時間を過ごせるような感覚です。
私自身、そこに居心地の良さを感じてしまったのですが、改めて思うと、ただ、流れるように時間を過ごすそこの環境にずっといなくて良かったな、と感じています。
もし、ずっと居心地が良い職場だったら、今でも独立せずにダラダラ過ごしていたかもしれません。
仕事に関するストレスは人それぞれ
1人で仕事をすることにストレスを感じる方もいる
もちろん、職場の人間関係にストレスを感じる方ばかりではなく、1人で仕事をすることがストレスと感じる方も少なくありません。
最近話題のテレワークでも職場の人間関係の大切さを実感したという声もよく聞きます
とはいえ、職場の人間関係にストレスを感じる方もいる
ストレスの感じ方は多種多様なのですから、私のように、職場の人間関係にストレスを感じる場合もあります。
それだけが理由ではありませんが、職場の人間関係にストレスを感じ、独立を行った面もあります。その結果、ストレスはなくなりましたしね。
消極的な独立かもしれないけど、それもありなのではないでしょうか
精神的に摩耗して勤務を続けて行う仕事と、精神的に楽に働ける独立開業で行う仕事はどっちがいい?
職場の人間関係のストレスから解放されるための消極的独立
それだけ聞くと、かなり消極的に感じてしまいますが、私は実体験も踏まえてそれもありなのかなと思います。
私自身、職場の人間関係のストレスで業務内容自体に支障が出ているケースも少なくありませんでした。
自分の力を発揮……というとおこがましいですが、以前の職場に勤めている時より、精神的に余裕は確実に出来ています。
それが、お客様に対する還元にも繋がるとも
自分自身が輝ける場所は自分で決める
- 独立しても食っていけないよ!
- 今、藤本さんについていくお客さんはいないね
- 独立してどうすんの?見込あるの?
- まだ早いよ。後3年は居た方がいいんじゃないの
独立すると決めた際は周りからこのようなことを言われることが少なくありません(私自身もそうでした)
正直、そんなこと他の人からどう言われようと関係ないですし、そんな言葉に惑わされず自分の決めた道は突き進んじゃいましょう。
今勤務している場所を退職し、独立を考えている時点で、多少なりとも
自分が輝く場所はこの職場ではない
と考えている訳ですから。
言うだけ言って誰も人生に責任を取ってくれないので、自分の輝く場所は自分で決めましょう。
消極的な独立は積極的な独立と表裏一体
・人間関係のストレスから逃れるための消極的な独立
・今の勤務先では精神的に摩耗してしまうので、よりお客様に還元出来る仕事をするために独立
上記の2つで受ける印象はだいぶ違いますが、本質的な内容は同じです。言い方が違うだけで、同じ内容でもこんなに異なるんですね。
消極的な独立を考えている時は、精神的に摩耗して前向きなことが考えられないのかもしれません。しかし、物事は表裏一体。
その内容には、積極的な内容も必ず含まれています。
本当に自分自身が輝くことが出来る未来のため、消極的な独立も悪くはないと私は感じています。
色々言われた私も、なんだかんだ、やっていけてますからね。
このページの執筆者
立川の個人・相続税特化の20代税理士 藤本悟史
※内容に関する法令等は、更新日による施行法令を基に行っております。