一家に一台自動水出し機
前回は、現金出納帳・預金出納帳を確認していきました。
取引のほとんどを現金・預金で管理している方が多いので、この2点を作成出来れば、大方の取引は確認することが出来ます。
しかし、全体的な取引の他に
- 特定の取引のみ確認したい
- より狭く深い情報も確認したい
というニーズもよく聞きます。それでは、他にどんな帳簿を作成が求められるのでしょうか
Contents
作成帳簿・売上関係
作成すると便利な帳簿類のうち売上関係のものとしては、以下のものがあります。
- 売上帳(売上台帳)
- 売掛帳
名前が似ていてややこしいですね。
売上帳(売上台帳)
概要
売上に係る情報のみをまとめた書類です。
昨今の持続化給付金の申請時の必要書類に挙げられるという唐突なスポットライトで一気に脚光を浴びましたね。
売上帳については、持続化給付金関係で質問をいただくことも多く、作成方法やフォーマット例等について簡単にまとめましたので、こちらをご参照いただければ幸いです。
作成に向いている職種
飲食店や雑貨店といった、現金商売の職種・不特定多数の方と取引を行う職種
売掛帳
概要
売掛金に係る情報のみを記載する帳簿書類
売掛金とは、サービス・販売を行った後、その場で現金をもらうのではなく
〇〇日までにご入金下さい。
といったように請求書を発行し、後日入金をしてもらう方法です。クレジットカード決済のようなイメージがありますが、結構異なるので注意です。
売上の中で更に売掛金のみに焦点を当てて作成する帳簿書類のため、より狭く深くな帳簿書類です。
作成に向いている職種
- お金の受取方法のほぼ全てが現金ではなく、請求書発行による振込等である職種
- ある程度の数のお客様と取引をするフリーランス
- 長期にわたってサービスを行い、サービス終了後に料金を払ってもらう職種
税理士業が割とドンピシャですね。
フォーマット例
取引の数は限定的のため、お客様毎・取引毎に記入すると色々な情報が分かりやすいです。
請求書発行日と入金期限・入金日を記入することで入金期限以内・未入金額が分かりやすいですね。
効力
売上帳同様に売上が把握出来るので、純粋な収入の力を確認することが出来ます。
売上帳と違い、取引数が少ないため
どのような取引による収入が多かったのか=自分に対する相手のニーズ・強み
などが分かりますね
更に、請求書発行日や入金期限・入金日を一覧にすることで
入金期限が過ぎているにも関わらず未入金の報酬等
が確認出来ます。報酬のもらい忘れが確認しやすいですね