税理士試験

貴方はスーパーベジータ方式?それともカカロット方式?【税理士受験生向け】

税理士試験本番まで1ヶ月を切る

暑さが本格化してくる今日この頃…と思いましたが、今年の夏は意外と涼しいですね。

暑い夏と言えば、そう、税理士試験の季節ですね。

この時期といえば、最後の講義が終わり、全国模試等のラストオプション講座が始まる頃でしょうか。

今年は元々、オリンピックの関係で開催時期が遅かったこともあり本試験当日までまだ少し時間がありますね。

以前手首サポーター事件を紹介しましたが、残り1ヶ月は勉強だけではなく、メンタル的な形成にも重要な役割を果たす時期となります。

この1ヶ月、本試験に向けて全力で勉強を詰め込むスーパーベジータ方式をとるか、それとも本試験に向けて1ヶ月で体を慣らしていくカカロット方式を取るか。

私は直前1ヶ月にはそれ以前に比べると勉強を詰め込むのではなく、体を慣らしていくカカロット方式の本試験に向けた1ヶ月を取りました。その体験談を簡単に紹介します。

あまり、カカロット方式を取っている受験生がいなかったので、少しでも現役受験生の参考になれば幸いです。

本試験で手首サポーターを使用する

税理士受験と言えば、理論記入で手を酷使させるスーパー手首に優しくない試験ですね。

勉強のし過ぎで腱鞘炎になるとかガチ過ぎません?

私も例に漏れず、受験最終年は手首ダメージが重大でした。素手で試験を受けるステゴロ挑戦では、確実に(手が痛くて)答えを記入出来ない。

そう悟った私は、本試験でも手首サポーターを使えるか、本部に問い合わせたのですが……

続きは以下の記事で

手首のストレッチとマッサージ

手首サポーターと被りますが、手首サポーターを使用したところで1日何千字も書かせる税理士試験勉強に手首が耐えられるわけありません。手首サポーターを貫通してダメージを与えてきます。

正直、手首サポーターを貫通してくるなら、ダメージを受けるのはもうどうしようもないので、受けたダメージを回復させる方に着目。

手首ダメージを回復するために行っていた簡単なルーティンがこちら

  1. 勉強を始める前は手首のストレッチ
  2. 答練を解き終わったら、手首のストレッチ&アイシング
  3. 1日の勉強が終わったら簡単な手首のストレッチ
  4. 整骨院にいって手首の回復(保険適用)
  5. 1日の終わりにアイシング
  6. 1日の終わりに湿布(医療費控除の特例対象!!)

全部税理士試験のためにやってると思うと、中々心に来るものがありますね。整骨院と湿布で医療費控除の額跳ね上がりましたし。

この中でも、整骨院はとても助かりました。手首(と腕の筋肉が)カッチカチに固まっていたのですが、それをほぐして電流を流してもらうと、これはもう

何でもっと早く来なかったんだと思うぐらい良くなりました。

このおかげで、存分に手首を破壊して整骨院で回復してもらう、破壊と創造サイクルが完成しましたね。

普通に手首には悪いのでご利用は計画的に

当日と同じスケジュールで起床

本番に向けて体を慣らす1

本番に向けて体を慣らす、ということで、大体1ヶ月前くらいから本試験当日と同じスケジュールの5時に毎日起床していました。

我が地元・八王子は東京ですが、本試験会場の早稲田まで片道1時間以上かかるので、8時ぐらいに到着するためには5時くらいから準備しなければいけません。

しかも、先程の手首サポーター許可申請があるので、ギリギリに到着は出来ないということで、5時起き必須。

やはり、いきなり5時に起床しようとすると人間きついものです。1ヶ月かけて少しずつ体を慣らしていき、それが普通にしましょう。カカロットが、セルゲームでスーパーサイヤ人状態を体に慣らしていくかの如く!

段々、5時起きが楽になってきましたね。寝る時間もどんどん早くなっていきましたが。

ちなみに、私は受験期間中、受験地は全て早稲田でした。簿記財表受験時代は一橋大学という半分以下の交通時間で行ける会場もあったのですが、なぜか早稲田になりました。なぜ。

簿記財表受験の時の早稲田の感覚が一番思い出深いんですけどね

当日と同じスケジュールで答練を受ける

本番に向けて体を慣らすその2・ミラーリング試験

TAC自習室で本試験と同じ曜日に全く同じ時間のスケジュールで、答練を解答します。ここで解答するのは、解き直しではなく初見問題。

私は資格の学校TACさんに通っていたので、直前期は大原さんの直前対策模試パックを申し込んでいました。講義がなくて模試だけ段ボールで送られてくるやつですね。

法人税などの2日目は水曜日実施なので、3週間前の水曜日から実施。

確か、法人税や所得税は、直前対策模擬試験が全3回、直前予想模擬試験が全2回だったので、本試験3週間前の水曜日から以下のようなスケジュールでこれらの模擬試験を受けていました。

  1. 3週間前の水曜日:直前対策模擬試験3回目/9時~法人税/12時~相続税/15時~所得税
  2. 2週間前の水曜日:直前予想模擬試験1回目/9時~法人税/12時~相続税/15時~所得税
  3. 1週間前の水曜日:直前予想模擬試験2回目/9時~法人税/12時~相続税/15時~所得税

完全初見問題を本試験と同じ時間に解く上、慣れない他校の試験なので、本試験感も中々のもの。

これだけで、4回分本試験を受けたようなものです。受からない訳がないですね。

時間配分や、各科目間の1時間がどれだけ短いのか、2科目連続で解いたらどれだけ疲れるかもわかって、本試験の対応力が抜群に上がりましたね。

デメリットとしては、学校のスケジュールを無視して模試を解くので、分布図データには完全に取り残されることでしょうか。

17時に模試が終わったら、もう勉強しないで普通に帰ってました。疲れたし、整骨院行かないといけないしアイシングしないといけないし……

1ヶ月前から本試験に向けて準備を!

人間、急にいつもと違う事を行うと無意識にもメンタルに表れてしまうものです。

この直前の1ヶ月は本試験で通常の状態で挑むために行える最適な準備段階!

本試験に向けて1ヶ月勉強を詰め込むスーパーベジータ方式もあれば、本試験に向けて1ヶ月で体を慣らすカカロット方式もあります。勉強するだけが本試験への準備ではないのです。

自分にあった1ヶ月を過ごして、フルパワーで税理士試験に挑みましょう!

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このページの執筆者

立川の個人・相続税特化の20代税理士 藤本悟史

※内容に関する法令等は、更新日による施行法令を基に行っております。