コラム

国会図書館で過去の情報の大切さと入手困難さを感じた話

こんにちは。立川のネコ好き税理士藤本です。

先日、国会図書館に行ってきました。

コロナウィルスの影響で今現在は、抽選制になっており、当選しないと入館することが出来ません。

私は見事当選し、11月4日(水)の入館権を獲得しました!星座占いで1位を獲得したのが生きたようですね。

強運がなくても入れた

オールブック・イン・ザ・ライブラリー~国会図書館~

国立国会図書館ってどんなところ?

国立国会図書館は、その名の通り国が運営している図書館。

「真理がわれらを自由にする」

上記を理念にしている図書館となります。理念通り、知識の泉・立法のブレーンなどを掲げており、様々な情報・書物を保存する場所としての役割も持っています。

私も小さい頃は近所の図書館によく遊びに行ったり、紙芝居を読んだりしていたのですが、より厳格な印象を受けました。

様々な書物が貯蔵されている知識の泉

天井程高い本棚にぎっしりと積み上げられた無数の本。

ファンタジー作品の国立図書館のイメージといえばこんな感じではないでしょうか。国会図書館もそんな感じ……ではなく、私が行ったところでは本棚は特に見当たりませんでした(天井はとても高かったです)

閲覧書物の処理と受付での手続きを行ったら、数十分後に職員の方が該当書物を持ってきてくれます。

国会図書館に保存されている書物はとても丁重に扱われていることが伺えますね。

私は過去の路線価を調べに国会図書館へ

過去の路線価を知るには国会図書館

私は過去の路線価を調査しに国会図書館へ向かいました。

平成26年分より前の路線価については、国税庁HPに掲載がされていないので、国会図書館で閲覧が必要に。

国会議事堂を横目に国会図書館へ向かうのは、何となく気が引き締まります。

歴史を感じた15年前の路線価

15年前の路線価の様式が現在と少し異なり戸惑い。

過去の路線価はA4サイズのものを2分割されて作成されていたのでしょうか。それとも、国会図書館に保存する際に2分割していたのでしょうか。

歴史を感じられますね

約15年前の路線価を拝見して思ったこと

やっぱり、地価がぐんぐん上昇しているなぁと感じました。

例えば、東京駅前・丸の内方面の路線価は以下のように倍くらいに上昇

15年前:約1,100万円→令和2年:約2,300万円

つい目的外の路線価も色々見てしまったのですが、15年前に比べると地価が上昇している印象です。

こうして過去を見ると、これから先のことに対する予想の参考資料になりますね。

過去の情報の大切さと入手困難さ

路線価に限らず、様々な書物・情報が保存されている国会図書館

今回は路線価が目的でしたが、何日でも居たくなる程の情報量ですね。

受け継がれてきた情報の大切さを感じる

最新の情報よりも過去の情報の方が探しにくい

情報化が著しい今日、最新の情報よりも過去の情報の方が確認しにくいと感じています。

今回の路線価の件もそうですが、過去に存在して今はない税制や、改正前の税制などを調べたい時、基本的に最新の情報がリストアップされ、過去の情報はあまりリストアップされません。

最新の情報の方がニーズが高い・過去の誤った情報を流さないようにする等の理由から過去の情報は見つけにくい。

最新の情報よりも古い情報を確認する方が意外と大変だったりします。

古い情報自体を修正したり削除することも容易になりましたしね。

しかし、古い情報の確認があまりにも大変になることにも弊害があるんじゃないかなぁと感じています。

過去にあった、消費税の前任ともいうべき特別地方消費税について調べるのも大変でした

変遷の歴史が積み上げてきて今がある

最新の情報を確認することと、過去の情報を確認することは同じくらい大切だと私は考えています。

最新の情報は、懸念点や改善点、問題点と言った過去の積み重ねを鑑みて現在に至っています。

特に、税金関係では、過去の歴史の積み重ねにより、現在の税制に至っている部分があると感じています。

過去にどんなことがあったから今現在こんな税制になっているのか。

歴史を見ることで、より深く理解することが出来ますね。

このページの執筆者

立川の個人・相続税特化の20代税理士 藤本悟史

※内容に関する法令等は、更新日による施行法令を基に行っております。