こんにちは。立川のネコ好き税理士、藤本です。
税理士試験まで早いもので2ヶ月程。この時期になると理論の勉強も山場に迎えている方も多いのではないでしょうか。
この時期になると自然と話題になるのが、本試験出題論点の予想。
ヤマを張る、という表現をしますが、ヤマは張るべきなのでしょうか。
当事務所では、法人成りを検討している方や事業を始めたての方、これから規模を大きくしていきたい個人事業主、中小事業の方など幅広い視野を必要とする税務顧問を得意としております。
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お客様のご要望に併せてご提案させていただきますので、お気軽にお申し付けくださいませ。
Contents
税理士試験の理論問題でヤマを張るべき?
税理士試験が直前になってくると自然と挙がる話題・本試験出題理論予想。別名、ヤマ張りとも呼びますね。
ヤマ張りについては賛否両論あり、ヤマは張るべき派とヤマは張らないべき派両者存在します。
そんな永遠のテーマである本試験理論のヤマ張りですが、私個人的にはヤマは張った方がいいんじゃないかなと思います。
その理由の第一としては、単純にヤマを張るのが楽しく、勉強のモチベーションにも繋がるからですね。
理論予想のヤマを張るのは楽しい。試験に対するちょっとした楽しみで息抜きをしよう
なぜヤマ張りをするのか。それはヤマ張りが楽しいから
なぜ、人はヤマを張りたがるのか。それは、ヤマ張りが楽しいからです。
理論予想をしている時って楽しいですよね。
少し語弊がありますが、ヤマ張りって妄想の一種です。自分だけがヤマを張った理論が本試験で出題される妄想は楽しいに決まってます。私も楽しかったです。
現実にリンクしていて現実になり得るかもしれない妄想は楽しい
ヤマ張り妄想は現実と密接にリンクしていて、かつ、現実になり得るかもしれないもの。楽しいですよこれ。
普段の勉強とはちょっと違う応用的な感じもしますしね。
楽しいからこそ受験仲間とついつい話題に挙がってしまうヤマ張り。自分の理と相手の理を聞いて、なるほど~と未来を想像する楽しみ。受験生にしか味わえない楽しみですね。
少し先の未来を妄想する楽しみで試験勉強に対する息抜きを
国家資格の試験勉強という現実的すぎる毎日を送る中、その現実に密接したヤマ張りという妄想。
試験に対する日々のストレスから解放される大切な息抜きの一種です。試験と密接しているからこそ、ヤマ張りに対して罪悪感も感じない貴重な息抜きになりますね。
重要理論は全て押さえることがヤマ張りの前提
但し、ある程度本気のヤマ張りをする場合には、重要理論は必ず全て押さえましょう。
重要理論をヤマ張りすることはただの妄想になりえてしまいますし、出題されてもみんな解答出来るのであまり楽しくもありません。どちらかというと、苦しい妄想に。
ヤマ張りを楽しむことが出来るくらいには理論は押さえましょう。
張ったヤマが出題されると気分が高揚し、気持ちのアドバンテージがある
私も受験生時代、自分が張ったヤマが出題されたことが何度かあります。
その瞬間の気持ちの高揚感といったら何に例えることも出来ません。その瞬間に勝利を確認する程のものです。
ヤマが出題された際には、それだけで気分が高揚し、それ以外の論点についても最高の能力で解答することが出来ます。
あれがギャンブルの射幸性としたら、癖になりますね(努力の上での射幸性ですが。)。
張ったヤマが出題された場合は時間配分により気を付けよう
張ったヤマが出題された場合、他の方はそこをスルーする関係上、時間的なロスは覚悟しなければいけません。
特に、ヤマが出題された場合嬉しくなってついつい書きすぎてしまうもの。それで時間が足りなくなったでは目も当てられません。
ヤマが出題された時こそ、時間配分には気を付けましょう。
ヤマ張りズバリ的中・ズバリ的外れ体験談
財務諸表論
出題論点・クリーンサープラス/在外支店・外貨建
結果・ズバリ的中
在外支店は当時Cランクだったのですが、個人的にヤマを張っていたらまさかのズバリ出題。しかも、TACの外販理論問題集にほぼズバリの問題があったため、記入までズバリ的中。
この時は気分が高揚しすぎて、過呼吸になって倒れそうになったので皆さんも気を付けて下さい。
消費税法
出題論点・リバースチャージ/その他事例
結果・ズバリ的外れ
個人的なヤマ張りは納税地でしたが、全くかすりもしませんでした。
事例がたくさんあって助けられた年。
法人税法
出題論点・青色欠損/資産の評価損
結果・ズバリ的外れ
個人的な予想は組織再編成でしたが、当たりませんでした。
ただ、法人税は理論出題数が多かったので重要理論のみ覚えるヤマ張りをしたので、まぁまぁ的中でしょうか。残念ながら落ちました。
相続税法
不合格年
出題理論・延納物納/非上場株式の納税猶予(用語の意義)
結果・ズバリ的外れ
個人的な予想は基礎控除でしたが影も形もなし。
非上場株式の納税猶予のうち(当時は巻末参考程度の扱いだった)用語の意義なんて誰が当てられるのでしょうか。
合格年
出題理論・個人以外に対して相続税が課される場合/小規模宅地等の用語の意義
結果・ズバリ的中
昨年の苦い思いを糧にし、試験委員は改正論点重視とヤマを張った結果、無事ズバリ的中。
比較的ランクも高い論点ではあったのですが。
所得税法
出題理論・帳簿関係/損益通算
結果・ズバリ的外れ
個人的なヤマ張りは給与所得関係でしたが全くなし。
ボリュームが少なすぎて困惑した年ですね。
通算戦績
6戦2勝4敗
結構勝っている方では?
結論
ヤマ張りは楽しいからやろう
当事務所では、法人成りを検討している方や事業を始めたての方、これから規模を大きくしていきたい個人事業主、中小事業の方など幅広い視野を必要とする税務顧問を得意としております。
また、顧問契約や確定申告依頼までは必要ないけど、分からない部分だけ確認したい……という方のために単発でご相談出来るプランを用意しております。
お客様のご要望に併せてご提案させていただきますので、お気軽にお申し付けくださいませ。
このページの執筆者
立川のネコ好き20代税理士 藤本悟史
※内容に関する法令等は、更新日による施行法令を基に行っております。