クロネコじゃなくても大丈夫!!
確定申告書の提出期限は4月16日まで! 今年はコロナウィルスの件で延長されましたが、期日はもうかなり近づいているのでご注意を。
申告書の作成が終わったら後は管轄の税務署に提出するだけです。
しかし、今日のコロナウィルスの情勢を見ていると、あまり外出をするのは好ましくありません。
税務署に申告書を提出する方法としては、大きく分けて以下の3つがあります。
- 税務署に直接持参する方法
- 郵送で税務署へ提出する方法
- 電子申告(e-tax)を使用して提出する方法
それでは、それぞれの方法ではどうやって提出すれば良いのでしょうか。
Contents
税務署に直接持参する方法
概要
文字通り、申告書や添付書類一式を税務署に直接持っていき、その場で受理してもらう方法です。
一番想像しやすい提出方法ではないでしょうか。毎年、3月になると税務署に行列が出来ていますが、大体はこの方法での提出での行列です。
コロナウィルスの影響もあるので、今年は控えることを推奨します。
提出の仕方
管轄の税務署へ直接持参して受理してもらう
提出準備
- 申告書2部(提出用と控え用)
- 添付書類等
メリット
- 特別な手続きがいらない
- 方法が直感的で分かりやすい
- 不足書類があればその場で指摘してもらえる
デメリット
- 外出自粛要請の出ている今日では、道中を含め感染リスクが高い(現に、コロナウィルスの感染者が発生した税務署もあります)
- 交通費や移動時間がかかる
- 不備や不足がある場合、受理してもらえず、持ち帰って修正しなければいけない場合があり、二度手間になる。
- その他の要件を満たさなければ、来年からは青色申告特別控除額が下がる
郵送で税務署へ提出する方法
概要
申告書・添付書類を封筒なりレターパックなりにいれ、郵送で税務署へ提出する方法です。
提出日は「税務署に到着した日」”ではなく”「郵便の消印日」となります。
なお、申告書は信書扱いのため、宅急便では送れません。
提出方法
提出準備書類を全て封筒等に入れて郵便で郵送します。
郵送方法は普通郵便や簡易書留、レターパック等で大丈夫です。
本来は簡易書留が追跡サービスも出来るので一番お勧めなのですが…この状況ですと、感染予防の観点からみると少し首をかしげます。
郵送方法のそれぞれのメリットデメリットは簡単に言うと以下の通り
普通郵便
メリット:値段が最も安い・ポスト投函で良いため感染予防になる
デメリット:追跡サービス等がないため、控えが戻ってくるまでは税務署に到着されているか確認が出来ない。
簡易書留
メリット:追跡サービスがあることから郵送状況を確認出来る
デメリット:郵便局窓口に行かなければいけないため、感染予防の観点からみると少し危険
レターパック
メリット:ポスト投函可能なため、感染予防になる・追跡サービスもあるため、到着を確認可能。
デメリット:値段が他と比べると少し高い(370円)
総合的に見たら、感染予防にもなり追跡サービスも出来るレターパックが一番お勧めです。
提出準備
- 申告書2部
- 添付書類
- 封筒・切手又はレターパック
- 返信用の封筒と切手
返信用封筒には、自宅の住所の記入と切手の貼り付けを忘れないように。
メリット
- 特別な手続きがいらない
- 方法が直感的で分かりやすい
- 交通費と移動時間が短縮
- ポスト投函でよければ感染予防になる
デメリット
- 発送用の封筒・切手又はレターパック、返信用の封筒・切手の準備が必要
- 控えをもらうまでにタイムラグがある
電子申告(e-tax)を使用して提出する方法
概要
国税庁が提供している電子申告用ソフト・e-taxを使用して提出する方法です。
先程の2つとは、提出方法がガラッと変わるのが特徴的です。
正式名称:国税電子申告・納税システム
提出方法
自宅のパソコン等を用いて、データで送付します。データ種類はxtx。エクセルやPDFでは送れないので注意。
手書き等で作成している場合、e-taxで一度送信用申告書データを作成しないといけません。
また、添付書類についてもe-taxで「第三者作成書類」と呼ばれるものを作成し、提出しないといけません。作成しない場合は、添付書類は別個郵送提出が必要となります。
提出準備
共通項目
- 申告書等のデータ
- e-taxのダウンロード
- 第三者作成書類を作成しない場合は、添付書類の発送準備
マイナンバー方式の場合
- カードリーダー
- マイナンバー
ID・パスワード方式の場合
- 利用者識別番号・パスワードの取得
前述の2点とは違い、紙の申告書は全く必要ありません。
メリット
- 自宅から申告が可能
- 感染予防の観点では外出不要のため一番良い
- 期間内なら何度でも提出し直せるため、提出後の訂正が楽にできる。
- 即時受理
デメリット
- 今年のためだけでやるにはハードルが高すぎる
- ダウンロード、開始手続きの申請・マイナンバーの取得といった専用手続きが膨大にある
- カードリーダーを使用する場合、初期費用が最も高い(数千円程)
- 専用データでなければ送信が出来ない。(PDFやエクセルでの送信はNG)
- 専用の提出書類をe-taxで作成しなければ、添付書類は郵送が必須
結局どれが一番いいの?
とりあえず今年一時的なコロナウィルスの対策という面では
総合的に見てレターパックによる郵送提出が最も推奨です。
郵送は普段から行っていることですので馴染み深いですし、ポスト投函なので時間を選ばず人混みを避けて提出することが可能です。
感染予防と利便性では一番お勧めです。
コロナウィルス関係の確定申告期限延長のお知らせを国税庁が出した時に、e-taxでも申告出来るとの案内がありましたが、正直な話、1から自分で1人でe-taxを使用して電子申告をするのはおススメしません。
私は今年、e-taxソフトを直接使用して申告したのですが、それはまぁ…疲弊しました。やっぱり慣れないことをやるのは非常に疲れます。
ただでさえコロナウィルス関係で疲弊している毎日。申告書の提出は楽をしましょう。
~~完~~