物理的税理士独立ロード

物理的税理士独立ロード⑱・ソフト決定ロード

前回のあらすじ!!

所得税の申告用機能/期中処理用機能/減価償却資産機能/消費税機能/給与計算機能

相続税申告機能/財産評価機能/贈与税申告機能

必要な機能が結構たくさんあってどれをどこまで取ればいいのか

 どれがどこまでが必要になるのでしょうか。

会計帳簿のイラスト

—————————————————————————————————————————————————————————— 

さて、それでは税務会計ソフトを吟味しようと思います。

 とりあえずは直近で必ず必要になる、所得税の確定申告用ソフトと相続税の申告ソフトを選ぼうと思います。

 ・所得税の申告ソフト

 所得税で必要な機能については、おおまかに以下の3つでしょう。

  • 青色・白色申告の確定申告書作成
  • 期中処理機能
  • 減価償却資産機能
  • (給与計算機能)
  • (消費税申告書作成機能)

上3つはほぼ絶対必要なもので、下2つは必要ない場合もそれなりにあるソフトですね。

個人事業主の方ですと、従業員雇ってお給料支払っている方もそんなに多くはないですし、消費税の課税事業者という方もそこまでは多くは……ないですよね。個人で売上1,000万円って結構ハードル高い気がします。

いくつかの商品を見ましたが、冒頭の通り所得税の確定申告書の作成と減価償却関連と消費税申告書の作成が分かれているっぽい?

それに期中処理の会計ソフトも分かれているのでしょうか。

昔の事務所で使っていたのは、確か期中の会計処理や減価償却関連を同会社のソフトにデータ移行してということをしていたような。

 うーん。この分かれている減価償却ソフトは法人税のことなのでしょうか? それとも個人も分かれているのでしょうか?

 この辺りの料金設定とかは消費者という立場で純粋に見ることが出来るので参考になります。

 それぞれを別で買うとなると意外と値が張りますね。どうしましょう。

 その時、私の脳裏に一筋の電光が走ったのです。

――某家電量販店の広告パネル<約2人に1人が弥生の青色ソフトを使ってるよー――

 2人に1人が使用している確定申告のソフトですって??

 単純に多数派に行くという選択肢は必ずしも良いとは言えませんが、担当すべきであろう個人のお客様の大多数が使用しているソフトというのは魅力的ですね。

 個人のお客様に使い方について問われたりした際に、自分も使ってるから答えられることが多いというのは中々魅力的です。

 内容について早速問い合わせてみましょう!!

――期中処理も減価償却関係も消費税も入ってますよ――

 決定

 お値段もお手頃ですし、全部入ってるし決定です。ちょっと安易に思えますが、導入は安易ぐらいが丁度いいんですよ!! まずは走り出してから道を決めていきましょう!!

レシートのイラスト

——————————————————————————————————————————————————————————

・相続税の申告ソフト

 相続税の申告で必要な機能については、以下の3つでしょうか

  • 相続税の申告書作成
  • 財産評価
  • (贈与税の申告書作成)

 これも開発元によって、申告書作成ソフトと財産評価ソフトが一緒になってたりなってなかったりするのでしょう。

 贈与税の申告書作成については、相続税とはちょっと違いますが、税法は同じなのと評価方法は同じのため一応記載。とはいえ、贈与税については財産評価さえ出来ればそこまで複雑ではないケースが多いため必要ないかもしれません。

 昔いた事務所では贈与税ないからっていってソフト買わずに手書きでしたし。

 とりあえず、ここは財産評価と相続税の申告書作成機能にフォーカスをあてましょう。

 使いやすそうなものは~~

ドン!! 相続税の達人・財産評価の達人、かげ地割合計算機能(オプション)

――画像を取り込んで想定整形地を自動計算!!――

 決定

 CADはここで対応出来ない部分だけということで