ネコは狭いところが好きなんですにゃん
前回で所得区分のところまで説明しました。これでほぼ確定申告書は完成です。
しかし、確定申告は所得税の申告のため、意外と忘れやすい項目が1点
それは、住民税に関する事項!
特に、ふるさと納税や寄付金控除を受けている方については、ここに記入し忘れると住民税で損をすることがあるので注意です。
では、何を入れればいいのでしょうか。
Contents
住民税に関する事項
よく記入するのは以下の通り
同一生計配偶者を有する場合
所得の金額の合計額が1,000万円を超えていて、配偶者の所得金額が38万円以下(給与収入だと103万円)の場合には、ここに配偶者に関する事項を記入します。
16歳未満の子供がいる場合
16歳未満の子供がいる場合には、ここにその子供の事項を記載します。
給与収入・公的年金以外の所得に係る住民税を天引きではなく、納付書での納付にする場合
お給料から天引きする住民税を他の所得と合算しない場合には、ここに丸をつけます。
寄付金等に関する事項
寄付金のうち、住民税からも控除出来るものについては、それぞれの金額を記入します。
代表的なのはふるさと納税ですね。
特にここは、ここに記入しないと住民税から寄付金分をマイナスしてくれない可能性もあるので記入するようにしましょう。ふるさと納税の実質負担2,000円がぶっ飛びます。
寄付金に関する事項
概要
金額記入欄
ここに、寄付金の種類に応じて、それぞれの種類の寄付金の合計額を記入します。
代表的なものだと以下の寄付先に対するものです。
1番上→ふるさと納税
2番目→赤い羽根共同募金等
3番目→自分が住んでいる都道府県に所在する福祉法人等の寄付で、都道府県が「控除するよーー」指定したところ
4番目→自分が住んでいる市区町村に所在する福祉法人等の寄付で、市区町村が「控除するよーー」って指定したとここ
3番目、4番目については、各都道府県や市区町村のHP等から対象の寄付金か確認出来ますので、確認しましょう。
3番目4番目どちらにも該当する場合には、どちらにも記入します。
例
1,000円を都道府県と市区町村が指定する福祉法人に寄付した場合
3番目の欄→1,000円
4番目の欄→1,000円
ふるさと納税の場合は特に控除額が大きいので、見落とさないようにしましょう。